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「EMIL CHRONICLE SAGAXⅡ」




アクロポリスシティの遥か南の山には鬼が住んでいた。

鬼は人を喰らい、アイアンシティは壊滅の危機にひんしていた。
一人の若者が、北の魔法使いに頼んだ。

鬼を封じてほしい――と。

鬼達は、数人の魔法使いの手で山とその麓の岩に封じられた。

しかし、鬼達は諦めなかった。山の中、岩の中を掘り進み、自分達の住処に変えてしまった。
だけど、封印は強く、外へは出られない。

そのためか、鉄火山からは時々鬼の雄叫びが聞こえてくる。

怒りと悲しみを乗せたその叫びに火山は呼応する。火を噴き、山も叫ぶのだ。

そんなおとぎ話のある鉄火山が下方に見下ろすアイアンサウス連邦、アイアンシティ

かつて、世界を支配しようとしていたリング「インフィニア」の幹部のアッシュによりライオウが召還されアイアンシティは大火に覆われていた。多数の冒険者や混成騎士団達も太刀打ちが全てライオウの餌食になってしまった・・・。だが、その戦いも長くは続かず一部冒険者のウァテス、ウォーロック、ソードマン、などによりライオウ、そして・・・幹部のアッシュを打ち倒した・・・。

それから2年、アイアンシティはサウスダンジョンから鉱石を運んだトロッコが行き交い、サウスダンジョンへと向かう冒険者達でいつもの日常が戻っていた

しかし、日が傾きだしたころ、サウスダンジョンから見たことがある影が姿を現した・・・。

サウスダンジョンの主“ライオウ”

それも2年前と同じ10匹、これにはアップタウンからの遠征兵士や混成騎士団から依頼された冒険者もアイアンシティに集結した・・・。

しかし、以前のライオウと違い今までの攻撃が通用しなかった・・・。それどころか・・・下層部に広がっていた炎が上層部の方まで行き届いてしまったのだ。これには、住民も避難するしか道は無かった。

その中に病気気味の少女がいた・・・。
子供のときから体が弱く、外さえ出ることが出来かった。しかし、度々訪れる冒険者達から各国々の話や冒険の話を聞かせて貰い、病気が完治し冒険を心待ちにしていた。

その少女も母親に連れられ下層部から上層部へ向かっていた。鉄火山、鬼の寝床岩へ向かう街道へ避難する為であった。しかし、避難の途中上層部から何が向かってきていた。

ライオウだった。

少女を庇い、自らを盾にする母親。ライオウはその姿を見ると、目標を定めたかのように向かってきた。だが、螺旋階段の踊り場を利用し回避する。攻撃を交わされたライオウは・・じっと・・・親子を見続ける・・。親子は今だっと階段を駆け足で上げって行く・・・。次の瞬間、ライオウから何か放たれた。


ライジングサンダーだ。

攻撃は母親の背中に当たり重傷を負った・・・。少女は、母親に話しかけるが返事は無く、追い討ちをかけるよう下層部の方から炎が上がってきたのだった・・・。

すると上層部からソードマンの青年が降りて来て少女を助け出す。続いて、母親を助け出そうとした瞬間・・・炎は少女の母親を飲み込んでしまった・・・・。悔やむ冒険者だが、炎は冒険者まで飲み込みそな勢いだった。已む無く少女を連れ上層部へと向かう青年だったが出口にライオウの姿が・・・・・、青年もライオウの犠牲になってしまった。1人取り残された少女は炎の中を彷徨う。目の前で母親を失った悲しみを背負いながら・・・・・

すると・・・酒屋裏の崖から炎に包まれる下層部を腕を組みながら見下ろす冒険者が立っていた・・・。

「・・・・もうよいな・・・この街(アイアンシティ)はもうじき沈む・・・」

それを不安がありながらも見続けていた・・その時、鑑定屋の屋根から炎に包まれた柱が落下してきたのだ。

「きゃっ!」

運良く、少女の横に落下したが怖さもあり思わず声を上げてしまった。

「んっ・・誰だ」

さすがに声には冒険者も聞こえないわけが無く、声がする方向へ歩き出す。そして、少女はあっさり発見されてしまった。

「子供か?・・・・だが、見られたからには・・・・」

謎の冒険者は、少女に持っていた剣を向けそう呟いた・・・・。

ライオウは、自らサウスダンジョンへと帰って行き、街を包み込んでいた炎は時が経つにつれ消光状態に向かっていった・・・しかし、かつての街並みはもうなかった・・・。下層部の民家は全て焼け落ち、トロッコは、全て重力に押しつぶされたように形を留めていない。上層部も同じである。そして、混成騎士団、冒険者を含む約300人以上の命が散ってしまった。

少女は、奇跡的に鉄火山の麓の近くで発見され、近くの小さな町で暮らすことになり、時が経つにつれ幼い頃から患っていた病気も全て完治していった。

それから、2年・・・・・。


「そろそろアクロポリスに到着しますから憑依外しますね。」

「あ、ありがとうございます…。」

「いいですよ、私達もアクロに戻る途中でしたから・・・」

「で、でも・・・・」

「いいって、言っているんだ・・・。もういいだろ・・・」

「・・・・・」

「もう、レン。それは酷いんじゃない?」

「・・・ふん」

そう言うと・・・レンはアクロポリスへと歩いて行き、他のメンバーもレンに付いて行った。

「あ、そうだ・・・。これを渡しておきますね。」

「これは・・・」

「えっと・・・フレンドを登録できる登録できる手帳ですよ。私達の名前が登録されていますから、なにかあればこの手帳を私達を呼んでくださいね。」

バードの冒険者から手帳をもらった。

「お~い、シルヴィア、トリス、何やってるんだよ!!(怒)さっさといくぞ~!!」

「あっ(汗)・・・それでは、私達はそろそろ行きますね」

「は、はい・・・。ありがとうございます・・・。」

2人のバードは仲間のところに戻りアップタウンの方へと向かっていった。

「(格好いいなぁ・・・。さっきドミニオンが・・・言ってた人もしかして・・・・昔のアイアンシティの・・・・)」

そう考えながら・・・アクロポリスシティへと向かって歩いていた・・・その時

ドンッ

「うわぁ!」

「きゃっ!」

バタンッ!!

4人はその場に倒れこんでしまった。そのうち一人は少し離れた場所まで飛ばされてしまった。

「痛った~い!」

「あぅ・・・」

「ご、ごめんなさい・・・。」

「痛たたた・・・、いいよ。私達も話していて回り気にしていなかったから・・・。」

「そういえば、名前は?」

「えっと・・フィォ・・・・フィ、フィーネと言います。」

「吾輩はドミニオンである。名前はまだ無い。」

ペシッ

ゴンッ

「痛いな!わたしを叩く人だったんだ、芽依って。」

「雛野がマジメに答えないからでしょ?」

「もう…。それより・・・2回も叩くなんて酷くない?」

「えっ?」

「えっと・・・ここを通りがかった人が・・・なにか落として行きましたよ」

フィーネが言ったとおりそこには灰色がかった物体があった。

「なんでしょうか?」

「なにかのアイテム?」

4人は考えていた。

そこへ他の初心者がレプリカソードを使いプルルを狩っていた。そしてプルルを倒した際ゼリコがドロップされてた。それは見た芽衣は一瞬固まった・・・。

「それ、ゼリコに似てない?」

「あ、そういえば・・・・」

ゼリコについて話していたらプルルを倒した冒険者が近寄ってきた。

「それ、拾っても意味無いよ?」

「えっ?」

「それは・・・重いゼリコで、別名“漬物石”重いだけでなにも効果が無いよ。詳しいこと聞きたかったら橋の近くの食料品店のおばあさんに聞くといいよ」

そう言うと・・・その冒険者は狩りへと戻っていった・・・・。

そうだったんだっと・・・話してはじめた・・。だが、ただ一人・・・・・

「もう、なんなのよ!!私に向かって“漬物石”落とすなんて~!!お父様に言いつけてやるんだから~~~~!!(大激怒)」

雛野が叫びながら大暴れしていた・・。これは3人も・・・呆然であった・・・・。

「・・・あ、そうそう・・申し遅れました。私は芽依。横に居るのは雛野。宜しく、フィーネさん。」

「よ、宜しくお願いします。」

「私は、みにょんと言います、宜しくお願いします」

「よ、宜しくお願いします」

「・・!あ、そうだ。フレンドになろうよ!」

「え、えっ!?」

雛野の誘いで、雛野、みにょん、芽衣とフレンド登録を交わした。

フレンド登録後、アクロポリスシティ方面から歩いてくる少年の姿があった。


「こんにちは、僕の名前はエミル。君たちは…」

エミルの話は聞いて、戦いと仕方、アイテムの事、スキル石の使用など・・いろんなことを教えてもらった・・・。

「これは僕からの餞別だよ。」

エミルから紹介状、りんご5個、銅色のメダルをもらう。

「あ、ありがとうございます。」

もらった物をポーチに詰め込みアクロポリスシティへと向かって歩いていくと、先に向かっていた3人が熊のぬいぐるみのそばで眠ってしまっていた。挨拶無しで行くのも不安だったのでメモを芽衣のもんぺのポケットに入れ、3人に向かい“ありがとうございました”と言う思いもこめてお辞儀をし、アクロポリスシティへと入っていった・・・・・。

第1話「出会い」 END

to be continued.
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